雑記帖

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雑記

年末ウィザード

Q. 自分よりも頭のいい人を、人をというのは登場人物を、生み出したいと思ったことはありますか? A. はい。 Q. そのためにはどんなことが必要になると思いますか? A. 頭のいい人を作り出す方法にはいくつかあるのですが、ひとつには、一般に頭の良さと何ら…

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サカナクションの曲で一番好きなのはなに?『映画』。 サカナクションの曲で一番きらいなのは?特にない。 サカナクションの曲で一番好きなのはなに?『ミュージック』。 サカナクションの曲で一番きらいなのは?『Klee』。 サカナクションの曲で一番好きな…

名付けと偶然性(部分的な近況)

クリプキの話はしません。クリプキの話みたいな話はするかもしれませんが。 最近起こったことの話をするとややマニアックに過ぎる気がするのですが、マニアックに過ぎるというのはたとえばあるカルト作家の知られざる短編を読んで別に面白くなかったみたいな…

雑談のような芸術家の肖像

「ドイツの哲学者で、名前は忘れてしまったのですが、as ifを人間存在の根本規定として考えた人がいましてね、なんて言ったっけな……」というのは少し前に知り合いが述べていたものでして、知るべきことを知るとはそういうことかもしれないと思うんですがね、…

夏が来るので

夏が終わることを考えています。その先にあるものが秋でも冬でも春でもいいのですが、ともかく夏が終わることを考えます。曰く季節は7つに分けることができて、それは秋、冬、春、夏の始まり、夏、夏の終わりであると。毎日を煌々とさせてあっても夏はそれ自…

風邪とサイダーと担担麺

全身を覆う痛みの中で生きていることを実感するならまだましなもので、そのような痛みとてこの風邪が治れば全く過去のものになってしまうということを痛みの渦中でも考えてしまうから駄目なのです。今日の昼に目を覚ましたら体の痛みは大体なくなっており、…

乱文と黒猫、あるいは年末について

本棚を漠然と眺めていたら2019という数字が目に飛び込んできており、それはジョン・ヴァーリイの『逆行の夏』に割り当てられたハヤカワ文庫SFの分類番号である訳なのですが、しかしどうして2019という数字が気になったのかと思ったらそれは来年なのでした。…

対話篇

1 「これは嘘なんだけど、わたしには渾名がブロッコリーで髪の毛はストレートの友人がいるんだよね」 「そうなんだ」 「どこが嘘かっていうと、渾名がブロッコリーっていうところ」 「君には髪の毛がストレートの友人がいるんだね」 「でも実はその人は天パ…

かつて聴いていた曲のこと

人生は長いもので生きていれば幸いにもそれなりに多くの音楽を耳にする訳ですが、人生は有限なものですべての音楽を聴き続けることは残念ながらなしえない訳です。そのような理由によって人は「かつて聴いていた音楽」というものを抱えている訳ですから当然…