雑記帖

存在します

2019-01-01から1年間の記事一覧

雑談のような芸術家の肖像

「ドイツの哲学者で、名前は忘れてしまったのですが、as ifを人間存在の根本規定として考えた人がいましてね、なんて言ったっけな……」というのは少し前に知り合いが述べていたものでして、知るべきことを知るとはそういうことかもしれないと思うんですがね、…

身体の流離

・死死後の世界の奇妙なところは、そこに至る人がみな、自分の人生の一片の姿、最良ではなかったかもしれないが、多くの意味で扱いやすいと思われる姿で現れることだ。わたしたちはそこには決して10代の姿では現れないし、また同様に80を超えて歩くこともま…

物語のバーチャリティ(あるいは存在について)

つまり久々にバーチャルの話であり、「中の人」論でもあります。バーチャルYouTuberとかVTuberみたいな表現を使うと対象が(意図に反して)狭くなりすぎるという側面があり、何となくバーチャル存在みたいな言葉を使いますがまあ深い意味はないです。 ゲーム…

夏が来るので

夏が終わることを考えています。その先にあるものが秋でも冬でも春でもいいのですが、ともかく夏が終わることを考えます。曰く季節は7つに分けることができて、それは秋、冬、春、夏の始まり、夏、夏の終わりであると。毎日を煌々とさせてあっても夏はそれ自…

言葉遣いについて/覚書として

目次 1-9 一人称 10-18 悪口 19-25 ポリグロット 26-32 冗談の形成 33-39 表現の撹乱 40-43 冗談の技術 (一人称) 1.本当に小さいころは可愛らしかったので親から自分がいかに可愛らしかったかということを例を挙げられつつ聞くことがあってやや気恥ずかしく…

好きな曲を淡々と紹介する:最近聴いているボカロ

ミーハーというのは精神性をみて言うことなのか結果をみて言うことなのかということを考えることがあるわけですが、そもそもの話として精神性は不可視であるのでそんなことはどちらでもよいということです。通ぶりたいわけでも通ぶりたくないわけでもミーハ…

風邪とサイダーと担担麺

全身を覆う痛みの中で生きていることを実感するならまだましなもので、そのような痛みとてこの風邪が治れば全く過去のものになってしまうということを痛みの渦中でも考えてしまうから駄目なのです。今日の昼に目を覚ましたら体の痛みは大体なくなっており、…

教室で戦う人たちに

気恥ずかしいような気もしますしそうでもないような気もしますが、少し書きたくなったことをそのまま書こうと思います。気の回数でも数えておいてください。別に答え合わせはしませんが答えとは本来そういうものです。 実際のところ教室は敵に溢れています。…

眼と日常

朝起きたら眼にベッドライトが飛び込んできて、ああわたしはうつ伏せで寝ていたのだなということを発見します。あるいは7時に起きるつもりだったのに起きたら8時で、眼を開ける前にすごい勢いで起き上がって、やはり天井は少しばかり低いので頭はつつがなく…

はやく人間になりたい

血は赤色です。よしなに。 人間といえば、以前よりしばしばわたしは自分が人間ではないことを公言しており、その背景には面倒な思想であったり廃墟であったりが存在するものですが、今回の話は別にそのことに言及するものではありません(いずれどこかでする…