雑記帖

存在します

主義-否定-詭弁

世界-内-存在みたいな。

明けましたね。2月ですね。明けましたねなんて言うのは2018年最初の更新だからなのですが、すでにもう1月が手元にないということでどうにもやり切れない状態にある訳です。

そんなことは基本的にどうでもいい訳です。言いたいことは言いたいことのような形で存在するので、それを適切に言葉の形にするのが言いたいことを述べる上で問題になる訳です。どうでもいいことなど何もないということを未だに信じつつどうでもいいという言葉は簡単に使える訳ですが、それは結局おそらくのところ、私が信じていたのは「どうでもいいことはどうでもいい」ではない、ということだからなのでしょう。

別にそういう話をしたかった訳ではないのでした。

つまり何が言いたいかというと、大学生というのは、否、自分に凝り固まった人間というのは、どうにも厄介な生き物だということだということです。初めにお断りしておきますが、もし自分のことを言われているような気がして不安になったりなんなりした場合は、その通りです。あなたのことです。あなたがそのようであることが実に下らないことだと私は考えています。そのことについてどうにかすべきだと考えています。そう思ってください。そうしてそれは決してあなたのことではあり得ません。私は誰のことも考えていないのですから。自分のことを言われているなどと決して思わないでください。どうか。

あなたがそのことをそう思っているから正しい、と、そうあなたは言っています。そうしてそれは正しくないと私が今言っています。具体的に述べましょう。あなたは何かをします。あなたでない何かはあなたのとは違う仕方で何かをします。あなたでない何かはあなたの仕方に首を捻っています。あなたは首を捻られています。あなたでない何かとは違う方法であなたは首を捻っています。それがそのように続きます。別に続く必要はない訳ですが、その方が面白いので首を捻ってください。別にそうしてほしいとかそういう訳ではありません。あなたは驚きます。驚いたあなたは、私がこのように何かをしていることはあなたには関係のあることではないのだし、私がするこれの仕方にあなたがどう思うかということは、あなたにとっての私の思いと同じくらい気にされるべきでないものです、と言います。そうしてあなたは別に何かの仕方や首の捻り方に対して何かを思っていた訳では全然ないのでした。でもあなたは、生きていることを否定されるのが理不尽なのとそれ、あなたの自然なやり方を否定されること、それは非常に似通ったものであるように思います。あなたの自然は私の自然ではないのだということに気が付いたように思います。そうしてあなたは自分を自然なものだとみなし、そうして主義を作ろうとする訳です。主義であるから否定されるべきものではないのだと、そう言うためにそれを主義とする訳です。

ここで最初に戻るのでした。あなたは、あなたがそう思っているから、そういう主義を抱えているから、それは正しいのだということを言っています。勿論、相手も同じくらい正しいことを––それはつまり、どちらもが全然正しくないということですが––を言っている場合の方がはるかに多い訳ですが、それでも問題はそのように現前する訳です。そうして、主義だから正しいというのは詭弁であるという訳です。人生の問題ではないものを人生の問題にしてしまうことが詭弁であるように、幸せになるのは良いことかと聞かれて私は幸せになどなりたくないと答えるように、それはそのような問題ではない訳です。それに気付いてほしい訳です。実際はどうでもいいのかも知れませんがしかし、ほしい、とは書く訳です。その程度です。

繰り返しますが、これはあなたの話であって、全然あなたの話ではないのでした、ということです。